【重要】草刈りを始める前に!

朝、布団から出ることが辛くなってきたSAPの秋元です。
今回は太陽光発電所内に生えてくる厄介な雑草について考えてみたいと思います。

今までメンテナンスフリーと言われた太陽光発電ですが、雑草対策に頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか?

なぜ太陽光発電事業を行うのに雑草対策が欠かせないのでしょうか?
簡単にまとめてみました。

 

 

① 発電量低下のリスク


ぐんぐん伸びた雑草によってパネルに影が出来ると、その部分だけではなく直列に接続されているパネル全体の発電量が大幅に落ちてしまいます。乾電池が2つ必要な懐中電灯の1つが古いとあんまり明るくならないのと原理は同じです。

 

 

② パネルの故障や火災のリスク

『ホットスポット現象』が起こります!ホットスポットとは雑草や汚れによる影などが原因で電気抵抗が大きくなり、局所的にパネルが高温になった現象のことです。落ち葉や溜まったゴミ、伸びた雑草などの燃えやすい物とホットスポット部分が長時間接触すると発火して燃え広がってしまうかもしれません。火災には至らないとしてもホットスポットが深刻化するだけで太陽光パネルは故障して発電機能を失ってしまいます。

 

 

③ 近隣トラブル発生のリスク

発電所がジャングルのような状態では、近隣住民の方にマイナスな印象を与えるだけではなく、蚊や蜂、蜘蛛など様々な害虫が発生します。(虫嫌いな私には恐怖です…)
すると、それをエサとする蛇や小動物、カラスなどの害獣が増え、ケーブルをかじられて断線、パネルの上にフンを落とされて新たなホットスポットを作られる糞害など、予想外のトラブルにも繋がってしまいます。

 

 

綺麗な景観を保つためには1年に3〜4回の草刈りが理想ですが、太陽光発電所の場合は、美観の維持よりも収益性が求められます。利回りから考えると1年に2回、春先と夏の終わりくらいに除草することをオススメします。

いざ!草刈りを想定してみましょう!
特別な知識がなくても誰にでも草刈りは出来ます。自分でやれば人件費もかかりません。
が……!
草刈り機を使用する場合は常に危険が伴います!飛び石による失明や刈刃による指の切断などの重大事故も含めては過去5年間で90件近くの事故が報告されています。

※ 消費者庁のホームページより:
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/caution/caution_032/

 

 

また、草刈りには莫大な時間と体力を消耗します。実際チャレンジして後悔された方も多いのではないでしょうか?慣れない現場作業による次の日の体中の痛み(苦笑)。刈った草の処分も必要であれば、想像以上に大変ですよね?これは経験者にしかわからないでしょう…
外注できるものは外注して本業に全集中してください。(笑)

最後にもう一つ太陽光発電所の草刈りで気をつけたいのは物損事故です。最も多い物損事故は「ケーブルの切断」、次に「飛び石によるパネルの破損」です。
せっかくお金をかけて草刈りしたのに余計な出費が重なっては元も子もありません。
太陽光発電所内の草刈りは普通の草刈りとは違います。一つ間違うと大きな損害に発展してしまう除草作業は、万が一のトラブルもしっかり保証してくれる除草業者を選びましょう!

もちろんSAPは万が一の物損事故にも備えた保証が充実!
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