「発電を取り戻す!」冬こそ太陽光パネル洗浄

日照時間が短い冬は太陽光発電にとってあまり発電しないイメージを抱かれますが、太平洋側は晴れる日が多いので意外なことに高く安定した発電が期待できます。
気象庁から発表された3カ月天気予報(2024年11月19日)では昨年の暖冬とは違い、今年は冬らしい天気となりそうとのことですが、例年同様に関東では晴れた日が続いています。
一方、日本海側は大雪に注意とのことです。北海道、東北、北陸エリアでは太陽光パネルの雪下ろしのご依頼が本格化する時期となりましたが、関東エリアでは冬でも太陽光パネル洗浄のご依頼をいただいております。日照時間が長くなる夏や、発電量が最もアップするといわれる5月前に太陽光パネル洗浄のご依頼は集中していましたので12~2月の寒い時期は弊社では閑散期という位置づけでしたが、太平洋側においてはこの時期でも太陽光パネル洗浄のご依頼が増えてきております。

 

冬に晴れの日が多い理由

これは冬の天気図でよく見られる西高東低の気圧配置が大きく影響しています。

空気は気圧の高いところから低いところに向かって流れるので、シベリア大陸のキンキンに冷えた空気が日本に向かって流れてくるのです。流れてきた空気は日本海で水蒸気を蓄え大きな雲を発生させ、日本海側に雪を降らせます。
雪を降らせた終わった雲は水分がなくなるので徐々に消滅し、乾いた風となって太平洋側へ吹き抜けていくのです。

これが冬に関東、中部地方の太平洋側に晴れた日が続く大きな要因となっています。
仕組みがわかったところで、実際にどの程度晴れているのでしょうか?SAPの本部がある千葉で見てみましょう。

今年の夏は晴れた日が多く、観測史上初となる猛暑日が続いた稀な年となったので比較するのに適していません。それでも最も晴れた日が多く続いたのは1月で、現在の12月はまだ雨の日が1日しかありません。このまま晴れた日が続けば晴れの日が30日になることも考えられます。

SAPの親会社が所有する太陽光発電所の発電量をあらためて確認すると、冬場でも安定して発電していることがわかります。最も発電量が上がっていた月はやはり5月でしたので、冬の方が晴れる日が多いとはいっても、太陽の高さ、気温、日照時間などすべてが安定している春には及ばないようです。

この結果をみると冬でも安定した売電が見込めますので、ソーラーパネルの清掃を春まで先延ばしにしていると結構な機会損失につながっているかもしれません。初期投資を回収する年数を1年でも早くするためにも発電量は安定させたいところです。パネル洗浄を行なう時期は明確にいつ頃が良いか断定することは難しいですが、経年劣化以上に発電量が落ちてきている場合はこの冬にパネル洗浄を行なうことをオススメします。

 

太陽の高さと気温による影響

夏至を中心とした夏は太陽が高くなるので、日照時間も長く気温が上がります。逆に冬至を中心とした冬は太陽の高さが低くなり、日照時間が短く気温が下がります。日照時間が長ければ発電している時間も長いので当然発電量は増えますが、気温が上がり過ぎると太陽光パネルに悪い影響を与えます。太陽光パネルには発電に適した温度というものがあり、最適な温度は25度とされています。25度から1度上昇する度に発電効率が0.5%も低下するとされていますので、真夏になるとパネル表面温度は70℃近くにまで上昇するため大きな発電ロスに繋がってしまいます。ですが、夏は日照時間が長いので、発電効率が悪い分まで発電している時間でカバーしているのです。一方、日照時間が短い冬は気温が低いため、大きな発電ロスは発生しないので短時間で効率的に発電することが可能です。発電量に差が出来てしまった9月~11月は晴れの日が少なかったことが一番の原因ですが、気温も高く、日照時間が夏と比べて短くなってきているため、発電量が低くなってしまったのではないかと考えられます。

 

冬に発電量を増やすために

冬にも安定した発電量を確保するために下記3点に注意しましょう。

【積雪】
地域によっては太陽光パネルに雪が積もったり、凍結する場合があります。太陽光パネルはパネルの表面が少しでも露出していれば発電してパネル表面が暖かくなり積もった雪は次第に溶けていきます。無理に雪降ろしするとパネルの破損に繋がる場合があります。破損したパネルに異物が混入すると火災の原因となり、触れることによる感電の危険性もあるため太陽光パネルの雪下ろしはSAPのような業者へ相談しましょう。

【パネル汚れ】
太陽光パネルの汚れの多くは花粉や土埃によるものです。これらはある程度雨による自浄作用で流れ落ちますが、パネルフレーム部に流れ切らずに堆積してしまい、そこから固着してパネル全体に汚れが広がってしまう場合があります。樹木などが隣接していると葉から樹液が飛散してパネルに付着し固着するので簡単な洗浄では取れなくなってしまいます。冬の落ち葉もそれらの汚れとくっついて固まってしまっている場合もあるので早めの対処が必要です。

【障害物】

太陽の高さがある夏は問題なく発電されていても、太陽の高さが低く、日照時間が短い冬は知らない間に大きく育った植物や木の枝などが太陽の光を遮ってしまい、発電効率を大幅に下げている場合があります。木の伐倒や枝の伐採を行うことにより、陽の光を遮ることを防ぐだけではなく、落ち葉が大量に太陽光パネルに堆積してしまう問題や、樹液による被害も最小限にすることができます。最も太陽が低い冬にこそ太陽光パネルに影がかかっていないか確認してみましょう。

 

まとめ

冬は日照時間が短いですが、晴れる日が多いので太陽光の発電量は意外にも高く、安定した売電が見込めます。ですが、パネルに積もった雪や汚れ、太陽を遮る障害物によって売電する機会を大きく損失しているかもしれません。最も発電量がアップする5月前や夏ごろに太陽光パネルを洗浄しようという方はまだまだ多くいらっしゃいますが、SAPは冬のこの時期にこそ、木の伐採とパネル洗浄をお勧めします!

「どれぐらいの頻度で洗浄すればいいのか?」
「どんな方法で除草するのか?」
「伐採はいくらするのか?」
「パネルに積もった雪はどうすればいいの?」
お電話でもメールでもお気軽にご質問ください。
パネル洗浄はもちろん、太陽光発電所の除草、伐採もSAPにお任せください!

 

 

 

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