桜が満開の季節ですね。長い冬を耐え、一斉に咲き誇り一斉に散っていく桜の美しさを眺めるたびに、日本に生まれ住んで良かったと思います。国花さすがですね (^^)
そんな艶やかな風景とはウラハラに、花粉症が酷すぎるわたくし秋元はくしゃみが止まらず、目も腫れ、なぜか顔も腫れ…散々な景観となっております (泣)
春を楽しみつつ、花粉と戦いつつ、4月も頑張って生きましょう!
SAPも繫忙期に入り、おかげさまで全国各地のお客様から太陽光パネルの洗浄についてたくさんのご相談をいただいておりますが、その中で最近特に多くなってきたご相談が、パネル洗浄専門業者として見過ごすことができないご相談でした。
実際に起きた被害
そのお客様のお話によりますと、A社とB社の2社にお見積を依頼したところ、金額の安さにひかれてB社へ発注されたそうです。規模の大きい発電所だったため、清掃後に全パネルを確認するにも時間がかかるので、お引渡しは入り口付近の一部を確認して終えたそうです。
しかし!!
1週間ほど経った後、普段現場を管理されている主任技術者さんからお客様へ「パネルの汚れ残りが結構ひどいですね。」と、汚れが取れていないパネルの写真を添えて連絡がきたそうです。驚いたお客様はB社に抗議の連絡をしましたが、「引き渡しは確認のもと終わっている」と取り合ってもらえなかったそうです。結局は洗浄をやり直すことで合意に至ったそうですが、その合意に至るまでには大変な経緯があったそうです。
悪徳パネル洗浄業者の狙い
広―い太陽光発電所で太陽光パネル1枚1枚を確認していくのはとても大変です。
しかし!!悪徳業者はそこを狙っています!!
具体的には…
・機械洗浄機(PVクリーナー)を1往復させるだけ → 汚れを残してもとにかく早く終わらせたい
・純水機のフィルターを交換していない → 純水ではないので洗浄後に白い膜や汚れがつくが、交換費用は高額なので替えたくない
・目立たない部分、確認しづらい部分は水を流すだけ → 少しでも早く終わらせたいので、そもそも汚れをしっかり落とす気がない
・実は損害保険に加入していなかった → 口頭では加入していると言っていたが、実は加入していないので、破損しても報告しない
今回はお客様の方で気づくことができて、何とかやり直してもらうことができたので被害は最小限に食い止められましたが、それでも本来なら必要無かった争い続けた時間と労力、再施工による再度の立会い、嫌な思いをさせられた苦痛やストレス…。
もし、気づかなかったら高額な洗浄費用を水に流してしまったも同然です。
では具体的に悪徳業者をどうやって見分ければいいのでしょうか?
悪徳パネル洗浄業者の見分け方
事前に見分けるポイントは下記の①を含めて出来るだけ洗浄業者からヒアリングを行っていただくしか方法はありませんが、知らずに発注した場合も含めて、下記の3つは必ずチェックしましょう!
① お見積書・保険証券などの資料チェック(発注前)
まず、値段だけで判断するのは危険です!
見積額の内訳を見て、いったいどういう計算でその数字を出してきたのか?確認してみましょう。「パネル1枚〇円×〇〇枚」だけの簡易なお見積書は危険です。そういった怪しい業者の営業も、とりあえず仕事を取るために減価償却などの固定費なども計算せず、とにかく安いお見積りを出してくるケースが非常に多いです。また、パネルの破損などは発電の機会損失にもつながり、高額な損害賠償に発展するケースもありますので、加入している保険証券は事前に確認させてもらいましょう。
② 洗浄作業の抜き打ちチェック(作業中)
・洗浄機をサーッと1往復させるだけ
・汚れ残りがあっても放置して納期優先
・純水機のフィルターを取り換えていない
SAPもこの仕事内容でいいのならどこにも負けない金額をご提示できます(笑)
作業中の立ち合いはご面倒かもしれませんが、
・どのように洗浄しているか?
・汚れ残りはどう対応しているか?
・純水機のフィルターはしっかり交換されているか?
抜き打ちで作業の確認をされることをお勧めします。
「純水洗浄」なのにフィルター交換していなければ水道水です。洗浄後に白い膜がつくと大変なのでフィルターも忘れずに抜き打ちでチェックしましょう。
③ 全パネルの最終チェック(洗浄後)
お部屋の掃除ならどれだけ綺麗になっているか一目瞭然ですが、メガソーラーなど規模の大きい発電所は膨大な数のパネルをすべてチェックするのは大変です。それでもパネルの洗浄を依頼しているのに綺麗になっていなかったら意味がありませんよね? 大変でも洗浄後はすべてのパネルを確認されることを強くお勧めします!
まとめ
「太陽光パネル洗浄は汚れを落として当たり前です」
SAPはお客様に喜んでいただくために、初めからできる限りの金額をご提示しております。もちろん現場調査後に、改めて他に削れる経費はないか? 安くできるアイディアはないか? と試行錯誤して出し直すこともございますが、お客様から先に提示された金額に無理矢理合わせることはいたしません。
SAPはすべてのパネル汚れを綺麗に落とすことを前提としているからです!
繁忙期を迎えて、様々なトラブルを耳にすることも増えてきましたが、今回のブログで一つでも悪徳業者による被害を食い止めることができればブロガー冥利に尽きますね(笑)
また、すでに被害にあわれたお客様も是非一度SAPへご相談ください。
それでは、現場がわたしを呼んでいますので、今回は短めのブログで失礼いたします<m(__)m>