ソーラーパネルの洗浄がゼッタイに必要なこれだけの理由

パネル洗浄業界も繁忙期に入り、連日の現場往復で持病のヘルニアが再発したSAPの秋元です。ヘルメットに加えてコルセットも装着して今日も戦場(洗浄)に向かいます。
さて今回は改めて、ソーラーパネル洗浄の必要性について考えてみたいと思います。

パネル洗浄に関するお客様の声

パネル洗浄について様々な意見があると思いますが、まずはSAP営業部から聞こえてくるお客様のリアルな声をご紹介いたします。

各パネルメーカーは「角度をつけて設置すれば洗浄は特に必要ない」という意見が多く、汚れは雨水で流れるようになっているということです。
しかし!その角度が問題です!

 

洗浄の必要性はパネルの角度で決まる!

各パネルメーカーが推奨する設置角度は25~30度ですが、雪国以外でこの角度で設置されている発電所は非常に少ないのです。
その理由は、角度をつけて設置すると北側が大きく陰ってしまうので広くスペース開けなければ北側のパネルに陽があたらなくなってしまうからです。

パネルの角度を低くすれば限られたスペースにより多くのパネルを設置することができるので、設置角度が15度以下の発電所がドンドン増えていったのです。

メーカーも推奨しているように、雨による自浄作用を得るには25度以上の角度が必要になりますが15度以下で設置された野立てタイプのソーラーパネルや、もともと角度をつけることができない屋根上に設置されたソーラーパネルは本来の自浄作用が得られず汚れが溜まって固着してしまいます。ちなみに鳥の糞などの強力な汚れは25度以上の角度があっても雨で落ちません。

このように汚れてしまったソーラーパネルを洗浄すると発電量は確実にアップします。
パネルの洗浄費用にお金をかけても売電収入がその分アップすれば「費用対効果」があったと思われるのではないでしょうか?

 

発電量アップ以外のパネル洗浄のメリット

確かに数字として出てくるのでわかりやすく「元が取れた!」と思われるかもしれませんが、パネル洗浄のメリットは発電量のアップだけではありません。

どうしても目の前の金額ばかり気になってしまいますが、長期的な運用が必要な太陽光発電は、その発電所に応じた最適な頻度でパネル清掃が不可欠です。

自分で洗浄される人もいるようですが、場所によっては危険性も高く、間違った洗い方をするとパネルメーカーの出力保証が外れてしまいます。

メーカー保証には大きく分けて「製品保証」と「出力保証」の2つがあります。
保証期間はメーカーによって多少違いがありますが、JIS規格で最低でも10年は保証するように決められています。

「製品保証」はソーラーパネルやパワコンに不具合や故障が見つかった場合に、「出力保証」はメーカーが公表する最大出力を下回った場合に、それぞれ修理、交換などの対応を保証してくれます。

これはメーカーが推奨する適切な方法で運用していたことが前提となりますので、高圧洗浄機によるパネル洗浄、メーカーが認めていない洗浄液や井戸水を使用した洗浄を行ってしまうと保証しませんよ!ということです。本当に気をつけてください!

ちなみに水道水を薦めているパネルメーカーもありますが、パネル洗浄を専門とするSAPとしては水道水をお勧めすることはできません。詳しくは過去のブログをご覧ください。
太陽光パネルの洗浄「なぜ水道水ではダメなのか?」

本題からズレてしまったついでに
『パネル洗浄も大事だけど、もっと大事なのはパワコンを冷却するファンのフィルターだ!』という貴重なご意見もいただきました。

冷却ファンのフィルターが汚れるとパワコンの中に熱がこもって高温になります。そうするとパワコンの能力が低下して発電量に影響を及ぼすだけではなく、故障の原因にもなるのです。パワコンの分厚い説明書に目を通してみると定期的にフィルターの掃除をするように書いてあると思います。個人で太陽光発電所の管理もされている場合はこちらもご注意ください!

私もパワコンのフィルターの汚れが気になってブラシやエアブローで定期的に掃除をしていますが、不用意にさわると大変危険なので必ず専門業者に相談してから清掃するようにしましょう。

 

パネル洗浄の費用対効果

さて、話をパネル洗浄の費用対効果に戻しまして、
判断基準となる洗浄費用はどのような方法で、どれだけ汚れを落とすかによって大きく変わります。洗浄費用が高ければ直接的な費用対効果を実感することが難しいのは当然ですが、洗浄費用を安く済ませることができれば費用対効果を感じられるか?というと必ずしもそうではありません。

それは、汚れ残りによって発電量の増加率が変わってしまうからです。

日本で最も多くのソーラーパネルを洗浄している「PVクリーナー」での洗浄を例にしてみましたが、軽度には軽度、重度には重度の汚れに応じてPVクリーナーを往復させる回数を変える必要があります。重度の汚れなのに軽度レベルの1往復で洗浄してしまうと図のように汚れが残ってしまいます。そうすると期待したほどの発電量の増加を得ることはできず費用対効果を実感することができません。

反対に往復回数を増やせば綺麗になりますが、作業時間も使用する水の量も増えますので費用は上がってしまいます。ここ最近ではPVクリーナーを使用している洗浄業者さんも増えていますので「汚れに対する往復回数は適切なのか?」「フレーム部分の固着汚れはどうするのか?」など洗浄方法について掘り下げて確認してみましょう!

 

まとめ

ソーラーパネルが汚れていなければ清掃する必要はありません。
ですが、汚れていればメーカーの推奨する洗浄方法で洗浄することをお勧めします。

せっかくお金をかけて洗浄するからには綺麗に仕上げてほしいですし、保証を無くしてしまうわけにはいきませんよね?

SAPはその発電所に応じて最適な洗浄方法を納得いただける価格でご提案いたします。

皆さまの発電施設は
・本当に洗浄が必要なのか?
・発電量はどれくらい回復するのか?
・洗浄費用はいくらかかるのか?

少しでも気になったらSAPまでお気軽にご相談ください!
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